水曜日, 10月 19, 2005

SONYは闘わずして負けた

 新Walkmanは、iPod nanoの発表に的を絞って発表された起死回生になってほしい商品だった。しかし、意地の悪いことにAppleは、わずか1ヶ月後にiPodのモデルチェンジを発表した。SONYのtype Aには初めて、iTunesのようなまともな管理softが付属することになったが、それは付いていて当たり前の商品で無かったことがおかしかったと気付かせることになってしまった。それに対してAppleはnano発表に合わせて進化させたiTunesからさらに進化させた新ヴァージョンをデビューさせた。ミュージック・ビデオやビデオ・ポッドキャストが一元的に管理可能なソフトである。これで、新Walkmanが既に死んでいることは明らかだ。11月に出して売れることの方がおかしい(今までのデータとの互換性だって怪しい)。私はVAIO Pocketという商品を出した時には止めろと言った(既になかったことになっている)し、PSPで音楽や動画再生を行うようになった時にはWalkmanは止めてPSPだけにしろと勝手に言っていた(恐らくそれさえ怪しい)。直接SONYにいったことは無いので、届くはずはないのだが結果は全く予想通りになっている。悪いことは言わない、ソフトとサービスが伴わないハードを作るのだけはもう止めにしたらどうだろう。SONYが今するべきことは、まだ最終商品として発表されていないメディアセンターをAppleに先駆けて出すことだけである。今回のiMacでこれからどう進むかは示されている。これを活かすことが出来ないのならば、メディアを支配しようなどという馬鹿なことは考えず大人しくしているに限る。残された時間は次のMac miniの発表までであることを肝に銘じてもらいたい。

結論:SONYはAppleの尻をなめるのが好きなのだ。

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