木曜日, 1月 05, 2006

何故かWindows

 次のWindowsは正式にVistaと言う名前になったが、その名前に深遠な意味があろうとは思いもしなかった。Vistaの意味は単純に”展望”なのだろうと考えていたのだが、そうではないようだ。辞書によるとその第一の意味は、”特に,両側に並木·山などのある狭長な見通し”なのである。つまり、遥か向こうは見えるがその視界は狭く道のりは長いということだ。ようするにOSXが目標であるが、それは遥か遠くに見えるだけだと自ら認めていた訳だ。それで、様々な疑問は晴れた。搭載されると言われていた機能が削られた(削ってしまうとXPと変わらないまるでWin98に対するMeだ)のも、3年も前に出ていなければいけなかったのに一向に発表されなかったのもVistaならばこそなのである。このペースならば1年ごとのOSの更新は期間が短過ぎると言っているAppleの方が先に新OSを出してしまうに違いない。

 2006年、Appleは畳み込むように新製品の発売ラッシュ(iPodがメインではない)とTigerで本格的に攻めてくる。敵が何をするかが分かっているのに手も足も出せない(SONYは手と足を出したために目も当てられない状態になってしまったが)Microsoftは何を仕掛けてくるつもりだろう。正直なところ、Jobsがいなければこんなことにはならなかったはずだ。Appleなど相手にするのも面倒なくらいの会社になっていた(潰れていたと言うべきか)のは間違いない。そうなれば、適当にお茶を濁したOSのリプレイスとバンドルだけでどうにかこうにかやりくり出来たものを...

 残念ながら今のMicrosoftにはAppleを追い越すような力はない(前もあったとは思えないが)。ゲームもアメリカや韓国のゲームバカ(あんな粗雑な商品を買うのは人種は別にしてもバカだ。日本ではWalkman同様もう無かったことになっている)にしか売れていないし、やることなすことババを引いているように思えるのは私の妄想だろうか。

結論:前に書いたことだが、シェア5%を切る規模であったAppleを率いるJobsがMicrosoftに資金援助を申し込んだ時に、”二人が手を結べばPCの100%を抑えられる”と宣ったJobsの方が上手だったのである。キツネ(一社しか起業していないゲイツ)は、口先だけで大金を出させることの出来る古ダヌキ(三社も起業したJobs)には勝てないのである。

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