火曜日, 5月 23, 2006

値下げで儲かるならバカでも経営出来る

 業績絶好調(皮肉だ)のDellの次の一手はAMDのCPUの使用(今迄頑なに拒んできた)と更なる価格の引き下げだという。なんて後ろ向きなドドメ色の未来だろう。そこにはロマンも夢もない(端からそんなものを持った企業じゃなかったが)。これがシェア一番の企業だというのだからシェアなんて何の意味もないことは明らかだ(前からそうなんだけど持ち上げるバカが結構いたんだよな)。

 今迄好意的に取り扱ってきたアナリスト(こいつらは儲かっていればどんな企業でも好意的に扱う人種だ)も悲観的な記事を書くようになってきたようである。要するにファブレスで効率化だけで突っ走ってきたDellのビジネスモデルは、その他大勢の安売りショップと違いが無かったと言う事だ。さて次は皆さん大好きなウォルマートの崩壊を期待したいものである。

 もう限界の見えたDellを創業者のマイケル・デルも見放したわけ(将来が薔薇色なら経営を人に任せたりはしない)だが、これから普通の会社になってゆくのだろうか。それともどっか(中国か)に買われるのを待っているのか。まあ好きにすれば良い。

結論:レッド・オーシャン界の大物がまた一つ衰退しようとしている。ざまあみろだ。

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