水曜日, 5月 17, 2006

MacBookはiBookの後継機か?

 Appleの商品ラインからiBookが消えMacBookが登場したので、単純に考えればiBookの後継機と呼べるが、それだけではない。何故ならばコンシューマー用に付けられていた"i"の字が消えたからだ。つまりMacBookはコンシューマー用ノートであると同時にビジネス用のエントリーマシーンとしての性格をより強くしてきたわけだ。それはCPUがIntel Dual Core(Mac miniのようなシングルコアモデルがない)を使用している事に現われている。

 クロックスピードもMacBook Pro(発表に合わせてクロックアップ)と遜色の無い速度であるため通常のビジネスにおいて力不足を感じる事はないだろう。つまりProを使う必要があるのは、開発やレンダリングなどのグラフィック能力を問われる職種に限られ、MacBookがお手軽ノートではない事を鮮明にしてきたのである。

 これでAppleのノートブックの選択基準が予算ではなく必要な機能と明確になった。一般的なビジネスに使うのならば間違いなくMacBookである。但しブラックモデルだけは個人の嗜好を示すため(オシャレ用)の小道具だ。けっこうこっちの方が売れたりして。

結論:Macが、ビジネス用のマシーンとしてのコンセプトを明確にした。実際にどれくらい売れるかは解らないが、MacBookは今まで以上に売り安い商品になった事は間違いない。

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