SunはiPhone用のJVMをAppleと共同で開発したいと望み交渉を続けているが、正直な話Appleにその気はないはずだ。MacOSがOSXに切り替わりCocoaが開発環境となった当初、Appleは劣勢を挽回するためのひとつの手段としてJavaを利用したのは確かである。しかし、OSXがTigerになった段階でAppleはJavaに見切りを付け(勿論未だにJavaはネイティブで搭載されているが、開発環境としてのJavaはWebアプリケーション以外では役立たずと判断)、Objective Cをメインに据えたのだ。
Sunから見れば全ての携帯電話でJavaが動くかどうかは死活問題かも知れないが、Appleにとってはどうでも言い話。大体、携帯で大成功しているJavaアプリなどない。Google MapsやGmailのモバイル版、「BlackBerry」向けのアプリケーション・スイートを例に挙げ、これらはすべてJavaで書かれているらしいが、そんなものはiPhone SDKでいくらでも作れるのだ。
結論:iPhoneでJavaを動かさなければ行けない理由はAppleにはない。Javaを載せるくらいならばFlashをフルサポートする方が先である。Appleは他の携帯で動くアプリなど欲しいとは思っていない事を忘れたのでは話にならないのだ。
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