火曜日, 4月 11, 2006

Macユーザが考えるほどWindowsユーザはMacを知らない

 Macユーザは、何故WindowsユーザはMacの良さを理解出来ないのだろうと考える。実は非常に簡単なことなのだが、奴らは単にMacを使った事がないだけなのだ。使った事があるのにMacはダメだと言う連中もいる。これも簡単な話なのだが、95年以前にしか使った事がないのだ。そして記憶の中のSystem7とWindowsを比較して大した違いがないと考えているのである。ある意味、OS9以前のMacしか知らない人達は、全く知らない人達よりも不幸かもしれない。何故ならばOSXを知りもしないのに知ったような気になってしまっているからだ。OS9とOSXの違いは、Windows98とXPの違いとは根本的に違うのである。

 Boot Campはそういった意味ではMacを全く理解していない人達には必要不可欠な物かもしれない。そして、これは先週書いたようにAppleによるトラップだ。Leopardでは、Boot Campの機能が標準搭載されるが、同時に仮想化技術(VMwareなど)が装備され、OSX上でWindowsのアプリを動かせるようにするだろう。そうなると否が応でもWindowsのダメさ加減が明らかになる。

 MacユーザはWindowsユーザがMacを知っているのに乗り換えないと思い込んでいるが、そんなことはない。知らないからこそあんな物を使い続けられるのだ(仕方がないとか、互換性がというのは単なる言い訳に過ぎない)。こんなことを言うとまさに悪いMacユーザそのものだ。

結論:MacユーザはWindowsを会社で使わされるため、Windowsをそれなりに知っているが、WindowsユーザはMacを使った事がないと認識しなければいけない。Boot CampはiPod以外のApple製品を知らない人達に何が違うかを知らせる良い切っ掛けである。エレガントなアプリケーションを知っているのと知らないのとの間は果てしないのだ。

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