木曜日, 1月 11, 2007

iPhoneで”サージェント・ペッパーズ”を選んだわけ

 キーノート・スピーチのDemoでiPod機能を使っている時にJobsが、ビートルズの”サージェント・ペッパーズ”から1曲目を選んだのが気になった。結局キーノート・スピーチでポール・マッカートニーが登場する事はなく気を持たせるのもいい加減にしろと感じたかも知れないが、それはiPhoneではなく次期iPodの発表の時のお楽しみと言う形になるのではないだろうか。Ciscoとの交渉もまとまってもいないのに”iPhone”という名称を勝手に使う事に決めた(商標権はCiscoの子会社が持っている)位だから、そんなことは意に介さないというか逆に早く交渉に出て来いと言うJobsからのメッセージと考えるべきだろう。

結論:デジタル家電の進む道を出井氏にサジェスチョンして反感を買ったよう(結果はJobsの方が正しかったのだが)に、Jobsは意味の無い事はしないし必ず交渉は行っている。但し相手がそれに従わなかった時に相手を無視するというのが彼のやり方なのである。Ciscoがいくら怒っても”iPhone”という商品はもうAppleの携帯電話の事になってしまったのである。

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