木曜日, 1月 11, 2007

OSX

 iPhoneの発表の中で使われているOSは、”OSX”だと公表された。恐らくMac OSXのサブセットだろうと高を括っていたのだがインタビューでOSXその物だと答えていた。つまりあの大きさのデバイスにフル機能のOSX(これがLeopardのコアの部分だ)が全て載っているのだ。それだけではない。Jobsは”Mac OSX”とは呼ばずに”OSX”と発表していた。

 勘のいい人は気付いたかもそれないが、この発言はまさに新しいAppleの誕生を示す重要な言葉なのだ。つまり”OSX”はMacのOSからApple製品全てに実装されるOS(SONYや松下も家電用OSを開発しようとしている)へと進化したことをちょっぴりと示したわけだ。但しそのことに言及していたのは松田純一氏だけ。私も流石に見落としていたのである。社名を変えた理由もそこにある。つまり今後Appleから出てくるデジタル製品には全てOSX(サブセットではない)が載り、それらはMacをコントローラーとして同期されると考えるべきなのだ。

結論:Appleはもうコンピュータ会社ではなく。デジタル家電のOSを持つ会社に生まれ変わったのである。OSXはもうMacだけのOSではなくなった。完成したOSを持たない家電会社はもう勝ち目はないのである。そう言えばJobsは前から”Mac OSX”をライセンスする事は絶対無いと言ってきたが、これからはMacが付かないのでライセンスをしても嘘を付いた事にはならない。Jobsとは、そう考えておいた方が良いくらいに凄いのである。

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