火曜日, 2月 08, 2005

Appleとその周辺

 iPod shuffleを発売以降、iPodのシェアにネジレ減少が起きているとの指摘がある。確かに現象としては、そうなのかも知れない。iRiverなど他社のメモリタイプのシェアが上がっているようには思えないが、iPodの売上に対するiPod shuffleの影響は大きいのだろう。特に発売が噂された12月以降買い控えによる売上減と、供給不足をどうすることも出来なかったことの影響で全体のシェアを減らしたのだろう。ただ、これは他社の数が増えた訳ではなくて全体に占めるAppleの玉が少なくなったことが原因だろう。2月に入ってiPod shuffleの供給は改善されつつある。このままのペースがいつまで続くか判らないが供給が減ることは考えないで大丈夫だろう。

 さて追う側のSONYがどう考えているかはこのリンクを見てもらえば明らかだが、半年後には巻き返したいと相変わらず馬鹿なことを言っている。なぜ馬鹿かは、”ハードウェアをより快適に操作するためのソフトウェアとしてのSonicStage”という発言で全て明らかだ。現行のバージョンのことを言っている訳ではないのだろうがSonicStageほど評判の悪いソフトはない。あれを使い易いソフトにする位ならば、ネットワークWalkman対応のiTunesでも作ってもらった方がよっぽど速い。無駄な努力をするのは止めてOEMでiPodやMacを作ればいいのだ。売れたってちっとも儲からなかったDVDレコーダでひどい目に遭ったのは前四半期だったじゃないか。

 しかし、そんな体たらくのSONYには、Cellと呼ばれる極めて凄い隠し球がある。これは、これからのPC業界を変えるかも知れないキーデバイスになりうる。それを交渉のキーにしてAppleと連携をとる位の戦略性が今要求されているのだ。昨年、Jobsと出井の間で会合が持たれたがその時に、出井は大失敗をした。あの時に出井がJobsを侮らなければ、今のような苦境を招くことはなかっただろう。先見の明のない出井さん潔く辞めなさい。

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