火曜日, 3月 28, 2006

いつか来た道

 XPから既に5年。約束された機能が削られてデビューはまた伸びた。AppleがCopelandというベーパウェアを作っていた頃と同じとは言えないが、言っている事がちっとも予定通りに出来上がらないと言う点は全く同じような状況である。巨大なMicrosoftとは言え、Xbox(AppleのNewtonよりは成功しているが、大成功ではない)のようなデバイスを作ったり、時間稼ぎにタブレットPCやOrigamiなどというニッチな商品(これはNewton並みだ)を作ったりしているために余計に本筋のOSの完成が遅れているような気がする。

 それはXPまでのWindowsの根本的な設計を見直すことなく(見直せなかったのだろう)開発をずるずると行ってきたことが遅延の一番の原因だったはずだ。AppleはNeXTの基本技術をベースに据えると言う大胆な転換によってMac OSの抱えていた問題を一気に解決することが出来たが、Microsoftは今回のVistaではそれが出来ないようである。傷は相当深いと考えるべきだろう。

 ユーザー数の少ないMacとWindowsを同列に扱うことは出来ないが、早く過去の呪縛から逃れたクリーンなOSを作らなければいけないだろう。

結論:前回冗談でOSXをライセンスすれば良いと書いたが、PCメーカーは真剣にそういった提案がないかと考えているかもしれない。Windowsが末期症状だとはまだ確定出来はしないが、かなり行き詰まっていることは間違いないだろう。

0 件のコメント: