金曜日, 3月 10, 2006

MacなIDF

 今年のIntelのデベロッパー会議(IDF)は、まるでAppleのWWDCのような感じになっているようだ。どういう事かと言えば、Windowsでも動くソフトのデモがiMacをわざわざ使っておこなれていたし、デスクトップPCにイノベーションの余地はもう残っていないのじゃないかと言うプレスのQ&Aに対して、”「PCとMacはどっちがイノベイティブだと感じるかい」と聞き返した。質問者が返答に困っていると、「Macの方がイノベイティブだよね。僕もそう思うよ。ということは、PCにはまだまだイノベーションの余地が残っているということじゃないかい」”というような受け答えをしてまるで、Appleの社員のようにMacを持ち上げていたのである。

 時代はまさに変ったと言うところなのだろう。JobsがAppleに復帰する前からIntelからの秋波は続いていたのだが、PCと同じチップを使わないと言う政策から実現しなかったチップの乗り換えもWWDCで発表されてからわずか半年で本当に開始されたのだから、NeXTを買った意味の大きさが改めて示されたのである。

 しかし、それもこれもそれまでIntelのチップ開発をしていたアメリカのチームを諦めてイスラエルの開発したチップのアーキテクチャが登場したからなのである。同時に天下のIBMがAppleよりもゲームメーカーに秋波を送ったのもいけなかった。というわけでAppleはIntelに乗り換えたのである。

結論:いつまでこの状態が続くのかは”神のみぞ知る”であるが、今のところお互いに相手に失望するような状況に陥ってはいないので、暫くは大丈夫でしょう。

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