火曜日, 11月 22, 2005

3ヶ月分12億5000万ドル前払い

 ぱったりとiPodの売上が止まってしまったとしたら、大変なことになりそうな契約をNANDメーカーと結んだApple。納品前に金を払ってしまうと言うことは、もし歩留まりが悪かった場合には他のメーカーにメモリーが行かなくなってしまうことを意味する。だからといって他のメーカーが、それに不服を言う訳にはいかない。悔しかったらお前らも契約してみろというのがAppleの回答だ。それにしても、今回の一発はえげつないくらいにキツイ仕打ちである。そこまでしなくても相手はいずれ撤退するのに...

 さて、最大のライバルであるSONYは最初の2日間でシェアを2割近くとったようである。価格は9月に発表した時と比べると思いきったディスカウント価格になっている。もともとオープン価格なのでいくらにしても構わない訳だが、最初に設定した価格を発売前に下げざるおえなかったことがSONYの弱さを示してしまった形になっている。事実上一切の値引きを行っていないiPodに対抗するために発売初日に価格で勝負する(恐らく、あの価格では利益が出ないどころか損失を出すことになってしまう)以外に手だてが無いというのは非常に残念なことである。

 Christmasまでは、どうにか持ちこたえるかも知れないが年を越したならば先週までのシェアにもで大手しまう可能性の方が高い。現に今までのSONYの売り上げは発売直後だけの線香花火でしかなかった。今回だけは別だと言えるほどの材料があるとは到底思えないのである。

結論:今の土俵にいる限りSONYに目はない。そして、1月のMacEXPOに発表される商品を越えるものを同時期に発表出来ない限り、今後も目がないのである。

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