木曜日, 11月 24, 2005

何故か楽天とTBSの提携

 TBSは経営統合を引っ込めてくれれば提携しても良いという提案を楽天にしたようだ。どうでもいいが提携をするならばiTMSにしたらどうだろう。今期は広告収入も落ち込んで非常に具合が悪い状態なのだから、この際広告収入で成り立っている今のビジネスモデル(総務局によるお手盛り保護政策)を無いものと考え、コンテンツから直接利益を得るものに照準を合わせたビジネスに変えてゆくべきだろう。それにしても、もし持ち株会社にでもなったら放送免許は取り上げられてしまうのだから楽天は何をやりたいのだろう。まあ、恐らくTBSの放送免許が取り上げられることは絶対無いと高を括っているんだろうが、そんな既得権益を前提にして自社の評判を落として何か利益があるのだろうか。

 楽天はEコマースでは成功しているが所詮は縁日の場所貸し(みかじめ料を取っているだけ)にしか過ぎない。自分で直接物を売っている訳ではないので、その辺りのノウハウは全く無いし、番組との連携で商品を売るなど、悪い冗談だと思う。そんな考えしかないような企業と手を結んでも得るところなど全く無いに決まっている。それよりは、”花より男子”でも何でも良いから、iTMSでCMなしで販売するとか日本のテレビ局の先べんを付けるようなダイナミックなことを真っ先に手掛けるべきである。その上で有利な立場で楽天と交渉するくらいの頭がないのかな。

結論:護送船団方式の許認可企業はどこもうダメである。時代の先端をいっていそうなテレビ局もしかり。TBSの社員の給料ならば楽天の社員を4人は雇えるはずだ。そんな高コストにあぐらをかいていられるのは後わずかばかりの時間しか残されていない。放送免許なんかいっそのこと返しちゃったらどうだろう。私の知ったことじゃないが。Appleに恩を売る絶好のチャンスだと思っているのは私だけだろうか。

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