水曜日, 11月 23, 2005

ゲーム理論

 大分以前のことではあるが、日本のゲーム理論の大学の先生曰く”Macのシェアが15%を越えるとWindowsは消えてしまう”というのがあった。何故そんなことになるかと言うと、95%ものシェアを握っているWindowsに対してMacはわずか数パーセントしかシェアがないのに、一向に消えないと言うことは、MacユーザのMacに対するロイヤルティーの高さが原因だとかなんだとか言うものであった。そのせいで、もし15%を越えるシェアを握ったならばMacユーザによる自主的な伝道によって全ての人がMacユーザになってしまうのだと言うのである。この話が出た頃はApple最悪の時期だったため単に溜飲を下げるネタとしての価値しか持たなかったが、来年早々Intel版のMacが登場することによって、ことによったらありえない話じゃ無くなりそうな雲行きなのである。

 SONYがしてやられたように、Microsoftも煮え湯を飲まされることになるかもしれないというお話なのだ。もちろん、現在のAppleは自社以外のPCで動くIntel版のMac OSXをだすことは考えてはいない(少なくともDellのマシーンにOSXが載っても私は絶対Dellなど買わない)が、シェアで20%を越えるようになったならばライセンスしないことにはユーザを捌けなくなってしまうだろう。それで、世の中が幸せになるかどうかは私の知ったことではないが...

結論:同じCPUになった時、否が応でもWindowsとOSXが比較される時が来る。Mac以外で動く動かないはこの際置いといて、ほとんど同じ構成のPCでど、れだけ違うことが出来るのかが明らかになってしまうのが問題になるのだ。そう考えると今のMicrosoftは何をしているのだろう。ゲームなんかに力を入れている場合じゃないだろう。まるでPCは、諦めてしまったようにさえ見える。悪いことは言わない早いとこちゃんとしたWindowsを出した方が良い。残された時間はもう1年も無いのだから。

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