金曜日, 12月 30, 2005

組織論

 ついつい比較してしまうが、AppleとSONYは似ているようで似ていない会社かもしれない。強いて言えばJobsが戻ってくる前のAppleは今のSONYみたいで、創業者が健在だった頃のSONYは今のAppleみたいな会社だったと言える。つまり創業者の個性で成り立っていた(成り立っている)会社と言う点がそれぞれの共通点であって現在の両者は全く違う会社と言える。

現在の組織
Apple:フリーメーソンやテンプル騎士団のような秘密結社型組織。気付かない人もいるかもしれないがユーザには歴然とした(暗黙の階層が有り、その垣根を越えることは難しい)階層がある。それはJobsを頂点としたピラミッド型(メーソンの”ピラミッドと目”)の組織で、13階層(嘘だよ)に別れている。一説によればJobsはソロモン王の末裔らしい(そんなことはない)
SONY:やることなすことが硬直している官僚型組織。色々やっているがやっているだけでそれぞれのセクションに共通の目的がない。創業者を失ってしまったため全社に方向づけを出来る人が見当たらない。大会社なのでふかっけてもユーザが付いてくると勘違いしているのが最大の問題点である。誰もSONYに期待していないことがまだ解らないのだ(日経などがおためごかしの提灯を上げるのでその気になってしまうのだ)。

10年前の組織
Apple:各セクションが好き勝手に開発を行う船頭の全くいない組織。
SONY:時価総額がトップになってしまったために優良企業だと思い込んでしまった組織。

創業時の組織
Apple:Jobsがソロモン王のように自分の思い通りにしようとしていた(やはりソロモン王の末裔か)。
SONY:井深、盛田の両巨頭が開発と販売を分担していた機能的な組織であった。

結論:創業者が何でもやればいいとは言わないが、最後に自分で責任をとれる人がいない組織は時代に適合することはない(ストリンガーはSONY全体を動かせる器ではない)。

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