火曜日, 1月 18, 2005

iPodは、ただの流行りもの

 DellのCEOであるケビン・ロリンズ氏が、AppleはDellとは格が違うため、iPodやMac miniについては気にしていないと語っている。重ねて「一時的な流行にすぎず、1製品限りの1発屋にすぎない。」とも...

 iPodやMac miniについては、Dellには作ることが出来ないコンセプトを持った商品なので気にしても仕方がないと言うのが本意なのではないだろうか。たとえて言えば、ダイエーがCartierが流行っているからと同じコンセプトの商品を作っても意味がないのと同じことだ。そういう意味では、売上の規模でDellとAppleは格が違うように、世の中に与える影響力でAppleとDellは格が明らかに違う。ケビンが言っているのは売上や利益の規模の方だと思うが、私は後者の方だと考えている。

 ”一時的な流行に過ぎない”に対しては、Dellはそれにさえ乗ることが出来ないじゃないかといいたい。Walkmanがすたって、パチンコの景品にさえ出てくるようになった時にシェアが一番になっているのがDellのやり方に近い。Appleの凄いのは、iPod shuffleに限らず世の中には既にあるのにダメだった商品をヒット商品に変えてしまうところだ。Appleにかかれば、ダメなはずの商品でもシンプルでファッショナブルなものに変わってしまうことが大事なのである。Dellにかかっら大抵の商品が、抱き合わせの付属品のレベルに落ちてしまう。安物の代名詞になってしまったレックスマークもかつてはIBMブランドのちゃんとしたプリンターだった。

いいかい、あんたらしかいなくなったら世の中には何の夢も無くなってしまうんだよ。

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