金曜日, 1月 07, 2005

PSPは、iPodキラーになるか?

 SCEAのイベントでPSPのお披露目が行われた。「PSPは“ニンテンドーDSキラー”ではない。われわれの製品は“iPodキラー”だ」との発言があったようだが本当にそうだろうか?「PSPは“ニンテンドーDSキラー”ではない。われわれの製品は“Netwalkmanキラー”だ」が正しいのではないか。
 Atrac3というソニー独自のフォーマットは、AACというApple独自のフォーマットと比べてもニッチである。お互いに再生可能なMP3(ついに天下のソニーもサポートせざるおえなくなった)でソニーがアドバンスを取ることはありえない。すると結局完全にかぶる商品であるNetwalkmanしか(VAIO Pocketは既に死んだ)相手はいないのである。
 それどころか、まさか出すとは思わなかったフラッシュメモリタイプのiPodが正式に発表される。1GBで150ドル。これでは、全てのフラッシュメモリタイプのMP3プレイヤーが消えてしまう。iPod発表時にHDDを抜いてオークションに出すとiPodの倍の価格で売れたのと同様に、メモリを抜いて売れば利益が出る商品になりそうだ。 現在市販されている、1GBのメモリを積んだ商品群は300ドルが標準価格である。 サムソンから大量のメモリを一時に購入可能なアップル以外では不可能な価格であることは間違いない(Appleは、一四半期で1000万台位は売れると見込んでいるはず)。2GBで200ドルと言われているiPodフラッシュに対抗出来る商品はないはずである。

というわけで、PSPは音楽の聞けるゲーム機と言う立場をわきまえた展開を考えましょう。iPodキラーなんて言ってると笑われますよ。

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